Clay for architecture 

マッテオ・ブリオーニ社は、土をベースにした床、壁など、
自然素材の建材を開発製造しています。
そして、 MATTEOBRIONI®は、純粋な土により生成されています。

土の色の選択は、天然素材の建材を生産をする上で最も大切なことだと考えています。
ブリオーニ家は、古代から伝わるマントヴァの煉瓦加工の伝統手法から、
土とその色に関する多くの経験を積み重ねてきました。
MATTEO BRIONI社は、1920年以来ブリーニ家によって経営されてきたLATERIZI BRIONI社で
蓄積された、長年の知識と経験を活かした製品を生み出す新たな建材製造会社として
設立されました。

マッテオ・ブリオーニ社は天然の土を用いて環境への影響を最小限に抑える建築材料を
探求し続けました。
この絶え間ない努力と長年にわたる研究によって、古代から伝わる土仕上げの建材を、
現代の建材製品に要求される性能を完全に網羅し、かつ建築表面を「自然に」土を用いて
仕上げることに適した製品に変換することができたのです。

様々な土壌の地質学的配合を研究し実験を重ねることによって蓄積された知識により、
MATTEO BRIONI®はそれぞれの地域による様々な地域特異性を色の観点から
説明することが出来ます。
「Pepe nero（ペペネロ）」の灰色の色合いは溶岩の粉から生まれ、
「Cipria（チプリア）」はサルデーニャ島の土地のピンクがかった色調を反映し、
「Senape（セナペ）」はクレタ島シエーナの光沢のある色をしています。

天然の土は、日本からメキシコ、インドからアフリカまで、
あらゆる地域における建築の例で語られているように、
世界で最も古い建築材料であるだけでなく、人間が自分自身を装飾・化粧するためにも、
そして自身を取り巻く環境を着色するためにも使用した最初の顔料でもあります。
先史時代から、実際に、土地は着色のために使用されてきました。

土の中に含まれる鉱物成分の結晶構造のおかげで、
天然の土は、人工染料がほとんど再現できない光に対する
特別な反応を持っています。

 
2018年マッテオ・ブリオーニ社はコレクション「Colours of Earth」を 
発表し、壁、床、家具装飾向けの14色を選択しました。 
 
MATTEO BRIONI®の色彩研究ラボは、建築家やデザイナーとの 
密接なコラボレーションにより、適切な土の配合を選択して 
市場のニーズに合った色を生成しました。 
材料の品質へのこだわりは、マッテオ・ブリオーニ自身が 
フィレンツェ大学で学んだ環境意識から来ています。 
 
また天然の土が持つ適応性が、テクスチャや装飾における可能性を 
無限に広げます。 
 
左官職人の手によって施された、知覚できない程の微妙な施工跡は、 
表面の質感を色調と明暗に富んだものとなります。 
このオーダーメイドで自由なテクスチャは、その独自性の鍵です。 
それは材料の色でもあり、同時に品質の「暖かさ」でもあり、 
木材の脈や節に見られるものと似ています。 
熟練職人の技は、それぞれの作品を唯一無二なものにします。 
 
マッテオ・ブリオーニ社は、土を用いた製品開発を行うにあたり、 
自らの生まれた地であるゴンザガの伝統と、宮廷でルネッサンス時代の 
職人が用いた手法を細心の注意を払って再現することで、 
献身的な敬意を明示しようとしています。 
 
ジュリオ・ロマーノやレオン・バッティスタ・アルベルティなどの 
偉大な建築家の教えに触発されてきた職人たちは、 
この地域で未だに使用されている昔ながらのノウハウや技に 
深く根ざしながらも、新しい試みや発明に着手する精神を 
常に持ち続けています。